インタビュー:まるた商店様
こだわりサンダルのミニチュアストラップ
商品企画のきっかけを教えていただけますか?
このストラップは「ギョサン」と呼ばれるサンダルのミニチュアになります。もとは主に小笠原で漁業を営んでいる人たちに愛用されていたことから「漁業従事者用のサンダル」、略して「ギョサン」なんです。滑らないサンダルとして好まれ、後にグリップの強さに目をつけたサーファーやダイバー、フラダンサー、釣り人たちの間でも人気が広まりました。近年は芸能界にもファンが増えていて、とくに嵐のリーダーの大野さんがご愛用くださっていて、番組で何度も紹介していただきました。
当社は日本初のギョサン専門店「ぎょさんネット」を開店し、ギョサンの良さを全国に広め、ギョサン派がビーサン派を超える日を目指して活動しております。そこで、ギョサンファンの皆様やこれからギョサンファンになって頂きたい方々に向けて、ご友人・ご家族で話題にしていただけるようなオリジナルグッズを作ってみようと思いました。スベリにくいという特徴を生かし、御守りグッズとしても有意義な企画をたてました。
製品のこだわりポイント
ギョサンの特徴は、頑丈、滑らない、履き心地がいい、という実用性と、流れるようなフォルムの美しさ。この機能・品質を生み出す独特の形状は、ミニチュアストラップでもなるべく忠実に表現したいと考えました。裏面のグリップ形状、PEARLとGYOSANのロゴ、ソールのツブツブ、豊富なカラーバリエーションといった特徴の再現が製品化のポイントですね。当初は3cmサイズで企画していましたが、大王製作所さんからは再現性や質感を考慮して4cmサイズを推奨されましたので、4cmで本番前の試作をスタート。
このミニチュアサンダルは構造上、金型による射出成型がおすすめとのことでしたので、金型代の投資が製品化の判断要素の一つになりました。そうなりますと、どのくらいの精度で製品が仕上がるのかを金型投資前に実物確認できると安心します。今回は本番金型の製作前に、まず安価な造形試作を製作・提出いただき、製品のイメージが本番に近いレベルで確認できたことが製品化GOの決め手になりました。