事例:金子工務店様
現場で実際に工具として使用するための「オリジナル三角定規」
- クライアント
- 金子工務店様
- 製作物と範囲
-
- アクリル変形オリジナル定規
- 加工方法
-
- レーザー加工
- フルカラーUVインクジェット印刷
- 利用目的・用途
- 作業工具として使用
- 納期
- 1週間
- 最小ロット
- サンプル数量
- 品質基準
- カット面にバリが無いこと
企画の経緯
金子工務店さんの創業は江戸時代 寛永11年で350年の歴史があり、木の心・木の教えを代々引き継ぎ在来製法で家大工を営んでいるとのことで、今回のご依頼は現在六代目の家大工 金子 和生様からでした。
金子様が普段から現場作業で使用されている工具の中に三角定規がありましたが、以前に比べて尺貫法表記の製品がかなり減ってきており市販のものでは使いづらく感じてしまう悩みをお持ちだったことから、オリジナルの目盛りとデザインで三角定規の製作ができる会社を探していたとのことでした。
弊社ではダイカットのデザイン定規を製作した実績も数多くあり、一部製作事例もHPに公開しておりましたので、今回金子様の目に留まりお声がけいただくことができました。
しかし、弊社で実績があったのは直定規ばかりで三角定規の製作は初めてでしたので何かと分からないことも多く、金子様からヒアリングを重ねながら仕様を決めさせていただきました。
たとえば目盛の開始位置ひとつを取っても、90度直角部分を0とすると誤って定規を落としてしまって角が欠けた時などに測れなくなってしまうので、8mmずらした位置を0とするといった工夫をされております。
また、金子様からは1分(いちぶ)の間の5厘の目印として弊社のロゴマークを入れて欲しいとのご要望をいただき、お言葉に甘えまして僭越ながらデザインさせていただきました。
こうして私共にも愛着の湧くようなオリジナル三角定規を金子様の元へ無事に納品することができました。
使い勝手が良くなることで金子様をはじめ社員の皆様の手に馴染み、末永く使っていただける道具となりましたら幸甚に存じます。